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FROM THE UNDERGROUND AND BELOW / OVERKILL
1曲目を聴いて「げげっ!?OVERKILLがモダン化?」と驚いた。
しかしブリッツとDDの個性が強く、曲調にしても根っこの部分がキープされていたから素直にOVERKILLの新作として受け入れることができた。
モダンあり、バラードあり、ロケンローあり、もちろん従来路線もあり、というバラエティ豊かなアルバム。
さすがベテラン、懐が深い。
国内ボーナストラックのDPのSPACE TRUCKIN'のカヴァーはいまいちだったなあ。
サビの「いぇーいぇーいぇー」のところではもっと金切り声を張り上げてほしかった。
これだけが唯一の不満。
オーヴァーキル、大好きです。デビュー当初はともかく、今ではスレイヤーと並び称されるべきグループだと思っています。というのも、オーヴァーキルとスレイヤーは「邪悪さ」において好対照だと思うからです。スレイヤーの邪悪さは、西欧のキリスト教的な世界観に根ざした「悪魔」のイメージに収斂するものですが、オーヴァーキルは人智以前の、自然界のマイナスのエネルギーの吹き溜まりを感じさせる「妖怪」的なバンドで、日本人の僕としてはとても共感しています。このアルバムは、そんなオーヴァーキルの魅力がいっぱいです。個人的にはyears of decayと並んでベストアルバムです。音の壁の中にスキマが感じられて、ヘヴィメタルはロケンローなんだなーと、至福の頭振り振り。half past dead なんて、ジューダスプリーストの the sentinel と同じレベルの世界を感じさせる本当に希有な名曲だと思いますよ。
多少モダン臭くても、リフ自体は好みなのだが、どうも燃料不足っぽい印象を受ける。
ファストな曲は格好良いと思うんだけど、ミッドテンポの曲が素晴らしくつまらないせいか途中でダレる人もいそう。
それでも、バラード調の曲には面食らった。まさかこんなジャンルで攻めてくるとは。
97年,9th
前作からの延長
頻繁にリリースが続くのであまり変化はありませんが
格好良さはグッとパワーアップしております
まぁスピード落ちて物足りなさはあるけど良いものには違いないです