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THUNDERBOX / HUMBLE PIE
1974年発表,パイの8作目
SMOKIN`,EAT IT で見せた黒人音楽に対する追求心をここではさらに奥深く自分達の解釈で表現したアルバムである。
収録曲は全部で12曲,そのうちオリジナル5曲,カバー7曲という構成で成り立っている。
マリオットのボーカルは言うに及ばずベースのグレッグリドレーが歌うDRIFT AWAYがなかなかの出来でこれは意外であった。
この頃はバンドそのものが絶好調ということもありライブも連日超満員でアルバムセールスもチャートの上位にいたこともあってか,メンバー達も非常に充実していたのかどうかは知らないが,その空気がレコーディングにおいても表われていたように感じる。
またビートルズもレコーディングしたアンナもマリオットならではの解釈だし,ステイプルシンガーズのオラディダにいたってはメイヴィス.ステイプルそのままである。
とにかくみんなが楽しくてしょうがない! そんな感じが伝わる好盤だ!!
まず、ジャケットがエロかったですね。
ふしあなから裸の女性がのぞけるようになっている仕様でしたものね。
内容はもちろん、前作同様、熱く楽しい作品なのですがマリオットがより前面にでて
渋さが出た作品ではないでしょうか。 特に「I CAN'T STAND THE RAIN」のソウルフル
な熱唱は凄まじいですよ。