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THERE & BACK / JEFF BECK
これもまずまずの出来。
たしか「BLOW BY BLOW」「WIRED」「THERE & BACK」を3枚いっぺんに買ってきた覚えがある・・・
そのせいか、この3作はいつもセットで持ち歩いて聴いてましたね。
あの時代にしては「新しめのきれいないい音だしてるなぁ・・」なんて思いながら聴いてたなぁ・・・。
インパクトこそイマイチだったが、「Star Cycle」を筆頭にストレートでカッコイイ曲も入っているぞ!
80年に発表されたアルバムです。
彼のギターインスト・アルバムの中で最も人気の無いことは、
発言されている方の数からして明らかではありますが…(涙)
とても良いアルバムですよ〜♪
スタイルとしては『BLOW BY BLOW』〜『WIRED』の流れを継承しています。
もっと言うと『WIRED』でのプレイをより洗練させて、
良い意味でムダがなくなった感じに仕上がっています。
(しかし、先の2枚のインパクトが強いこともあり、地味に捉えられることが多いですが…)
変わった部分とすれば、以前は生の音・直の音の感が強かったのに対し、
このアルバムからキーボード等で「機械的な音」を随所に聴くことができるようになります。
また、それと平行して彼の「指弾き」への兆しが見えてきているところですね。
先日購入したDVD『アームズ・コンサート(83年)』では、
「STAR CYCLE」等を指弾きで演奏しており、恐らくこの時期に進化したものと思われます(推測)
そう言った意味も込めて、ジェフ・ベックの歴史的名盤だと個人的に思っています(笑)
80年発表。
メンバーはMo Foster(Ba)、Simon Phillips(Dr)、Jan Hammer(Key)、Tony Hymas(Key)。
前半3曲がハマー、後半4曲はハイマス&フィリップスによって作られた曲。それぞれのカラーが出てますね。
個人的には後半の曲が好印象でした。なんか綺麗な曲だなぁって感じがした。
前作「WIRED」、前々作「BLOW BY BLOW」と比べて聴いてみると今作は洗練された感じがする。
その点で少し勢いが足りないとの印象を与えるのだろうか。いい作品だと思うけど。
Star Cycle、The Pump、El Beckos、Pace Boogieが好き。
粗茶ですが 2004年4月27日(火)21時33分
スターサイクルは「新日本プロレス」の今週の会場のバックに流れてるナンバーでした。
Space BoogieのSimon Phillipsのドラムにぶっ飛んだ。
ジャズ・フュージョンの視点から見ると、いかに「宇宙」を感じさせてくれるか
がひとつのポイントとなるが、このアルバムはベックのアルバムで一番「宇宙」
を感じさせてくれる。その意味でこのアルバムは私にとってのフェイバリットだ。
スペイシーかつプログレッシブな造りは時代に真剣に向かい合っていこうとする
ベックの決意の表れか。フィリップスのドラムがサウンドに求心力を与えている。
86年の来日の際、フィリップスのドラムに感動し思わず叫んでしまったのを
思い出す。
まずまずの作品どころではなく素晴らしい傑作。
「BLOW BY BLOW」「WIRED」をベックのベスト作に挙げる連中が多いのは分かる。
あの2作は確かに良い。だが、それらに続くこの「THERE AND BACK」も充実した力作であり
前作や前々作に勝るとも劣らない出来のアルバムなのだ。決して見過ごしてはならない。
ちと地味だが、聴きやすくていいアルバムですよ〜。