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VERTIGO / VERTIGO
VERTIGOなんていう変なバンド名かと思われるかもしれないが、なんてことは無い。TOTO以降のソロ作品では、完璧AORシンガーになっていたものを多くのファンが「ぜひ、TOTO時代のジョセフみたいな力強いハイトーンを使った曲が聴きたい」というリクエストにレコード会社とかプロデューサーあたりが応えたもの。したがって決してジョセフ主導の作品ではなく、全曲彼はコンポーザーにはクレジットされておらず、あらかじめ出来ていた曲にジョセフが歌入れした模様。そこでジョセフは自分の曲じゃないからジョセフ・ウィリアムス名義では嫌だと言うことで、プロジェクト化したものだ。
内容だが、一言で言うとジョセフの歌唱は素晴らしいことこの上ないってこと。TOTO時代から15年も経つのにまったく変わらない歌声、パワーにファンとしては満足できるだろうね。曲調はもろ「産業ロック」的なメロディアスロックで、いわゆる捨て曲は無い。ただ、サウンドがもろに80年代の頃の雰囲気でこの辺を気に入らない人もいることだろう。でも、俺はむしろ当時のようなキラキラキーボード満載のサウンドが大好きなので良い。
今度はこの路線でジョセフのオリジナル曲を聴きたい。彼は優れたシンガーであると共に、コンポーザーでもあるんだから!!