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SONG FOR AMERICA / KANSAS
KANSAS初期の名作。全米57位。
この頃のKANSASがプログレッシヴ・ロックに傾倒していたことが明確に表われた作品である。何しろ6分以上の曲が3曲も収録されているのだから。
Lamplight Symphony、ラストの曲(曲名忘れてしまった)は、ダークな内容であるにもかかわらず、聴きやすさ、構成力の高さを示す佳曲である。
大作のSong For Americaは、本作以降のKANSASの標傍するサウンドの基本形とも言える。
泥臭いR.SteinherdtのヴォーカルをフューチャーしたDown The Roadも印象的な曲である。
プログレ・サウンドのKANSASの傑作として位置付けられるアルバムであると思う。
わたしもすきです!LAMPLIGHT SYMPHONY ...
名曲ですよ!
ライヴアルバムで、この曲の抜粋を聴いて「ムムム」と感じられた方、
ぜひこちらで全編をお聴きください。
Song For America、Lamplight Symphony、Incomdro - Hymn To The Atman
ずっしりと心にひびく壮大な音空間に、あなたも羽をひろげてとびたってみませんか?
私をKANSASのとりこにした記念碑的アルバムです。
初期の傑作。
プロデューサーに、その後、長い付き合いとなるジェフ・グリックスマンを迎えて制作、彼らの初期作品の中では
全米チャート最高57位に食い込むなど1番の健闘ぶりを見せた、'75年リリースの2ndアルバム。
デビュー作『KANSAS』は、ブリティッシュHRテイストが色濃く漂う(時に初期URIAH HEEPっぽかったりする)、
ハードな作風に仕上がっていたが、今回は、才人ケリー・リヴグレンが本領を発揮。10分前後に及ぶ長尺曲を複数収録するなどの
大作主義が打ち出され、KANSASがいよいよプログレ・ハード路線へと本格的にシフトし始めたと事を物語る内容。
個人的には、アメリカのバンドならではの大らかさと、ヨーロピアンな華麗さや気品を併せ持った、KANSAS独特の
ポップ&キャッチーなメロディが、アルバムのそこここで聴かれるようになった事もポイントかな、と。
取り分け、そうしたメロディを纏って、エネルギッシュで伸びやかなVo、ツインG、Key、そして格調高いヴァイオリンの
音色が縦横無尽に駆け巡る、壮大にして軽やかなKANSASの代表曲②、幻想的でどこか物悲しい雰囲気を漂わせた③、
アルバムの最後をドラマティックに締め括る、本編随一のプログレッシブ・ロック度の高さを誇るスペーシーな⑦は、
アルバムのハイライトのみならず、後の作品へと繋がる重要な伏線としての役割も果たす名曲かと。
まだまだシンプルなロックンロール色も根強く残るものの、ドラマティックなサウンド好きならば、本作はマスト・バイ。