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KANSAS / KANSAS
偉大なる原石。
KANSASのファースト・アルバムであるが、
すでにKANSASの方向性を確立していることを認めざるを得ない内容である。
プログレと類型のスタイルを標傍しながらも、KANSASの魅力である
violine、2本のguitar、2つのkeyboardという厚みのあるサウンド・アンサブル、
センスの良い楽曲群には目を見張るものがある。
Belexes、Journey From Mariabornn、Death Of Mother Natureは、
まさにKANSASの今後の方向性を示唆した偉大なる原石であると言って言いと思う。
またCan I Tell You、Bringing It Backの泥臭さ、
エモーショナルなバラードLonely Windの美しさも忘れるわけにはいかない。
名作である。
原石は磨かれて、やがて輝きを増していく。。。
LEFTOVERTURE、POINT OF KNOW RETURN へと。
3.5.がスキです...
兄者よ!!
何故このアルバムの良さがわからないのだ?
くぅぅ、愛深き故に。
聴けば聴くほど、味わい深いアルバム。。それがKANSAS ファーストアルバム。
ジャックダニエルのロックをちびちびやりながら聴くのだ。
本当に『偉大なる原石』・・・やまねこさんに全く同感です。『私は永遠の序曲』、『暗黒への曳航』、『仮面劇』、『ソングフォーアメリカ』、そして『カンサス』の順番で聴きました。カンサスの栄光の原点がこの中にすでに詰まって溢れています。『BELEXES』は『LIGHTNING HANDS』と並び、KANSAS流HMとしてお気に入りの一曲で、本当に懐かしい。
これはいいデビューアルバムですね。
中々の秀作。
JOURNEY、STIX、BOSTONと並ぶ「アメリカン・プログレ・ハード四天王」の一角にして、ヴァイオリンをフィーチュアした
ハードロック・バンドの代名詞とでも言うべきKANSASが、'74年に発表した記念すべき1stアルバム。
代表作&出世作の4th『LEFTOVERTURE』辺りと比較すると、この頃はまだプログレ風味はそれ程でもなく、ハードでソリッドな①や、
身体がスウィングする②、初期URIAH HEEPを思わせる④といった楽曲に代表されるように、どちらかと言えばそのサウンドは
ブリティッシュHRからの影響が色濃く感じられる、ストレートな仕上がり。(しかもコレがカッコいいんだ)
とは言え、ロビィ・スタインハートが奏でる、「攻め」の姿勢を持ったヴァイオリンを前面に押し出したサウンドは
既に十分過ぎるほど個性的で、何より、後の作品よりも明らかにヴァイオリン中心の音作りが為されているのは、
彼らの「他のバンドとの違いを明確にしたい」という矜持の表れか。
また、本編のハイライトにして、現在に至るもライブの定番曲として君臨する⑤や、10分近くに及ぶ大作曲がブランクなしで
畳み掛けてくる⑦〜⑧の展開の仕方など、後の作品へと繋がるプログレッシブ・ロック的な要素はあちこちで確認する事ができ、
特に⑤は、個人的にKANSASの数多ある名曲の中でも、トップレベルの完成度を誇る1曲として愛して止まない存在であり、
この劇的極まりない名曲を聴けば、DREAM THEATERが如何にKANSASから多大な影響を受けているか、よく判るというもの。
プログレハード的な音を期待して聴くと肩透かしを食らいかねないが、これはこれで非常に高品質な1枚。初期3作の中では一番好きかも。