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CATCH THIRTYTHREE / MESHUGGAH
47分超大作。
クレジットでは13曲になってるものの、実は1曲のMESHUGGAHの5th。
相変わらずの変則リズムで聴き手を悩ませること間違いなし。
47分間変則リズム地獄かと思いきや、頭が悪くなりそうなノイズのようなリフや8弦ギターによる引きずるような激遅重単音リフをかまされたり、長い物静かなパートがあったりと1本調子で無いのでダレることはありません(個人的には変則リズム地獄でもよかった)。
個人的にはかなりトリップ感がある気がするので、意外とダウナー向けなアルバムです。
「ここまで商業性を排除しなくてもいいでしょ。」って言いたくなるほど濃いアルバム。
ヘヴィロックのリフをさらにヘヴィにしたようなリフや神懸った怒号は、暗い部屋で聞くと恐怖を感じるぐらい。
カズチンさんの仰るとおり、1曲(13曲)の中にも凄く起伏があるので全くダレません。
友人も言ってたけど、KING CRIMSONとかTOOLに通じるものが在ります。
と思ってたら、やっぱりそうだった。(B!誌のインタヴューに書いてあります。)
個人的には凄い好き。売れろと思うけど、これが売れる国ってのもちょっと・・・・・・。
ライナーノーツ辺りにも書いてあることですが、前作『I』の路線を更に進めた大作。その影響なのか、いきなり静かなパートを挿入するような展開も無理がなくなり、全体は長くなったのに聴きやすさが増したように感じます。
音質の影響なのか『Nothing』に似た印象も弱くなく、2nd『Destroy〜』当時の直接的なスラッシュ・メタル的色彩は成りを潜めましたね。
トーマス・ハーケの歌詞は相変わらずで、2ndから聴き続けてきた身としてはそろそろ飽きてきたようにも思います(笑)が、抽象的で、また"チャプター"と言いながら3行ずつしか無いような短いものなので、言葉のみから組み立てられるイメージを楽しむには良い作品でしょうか。
悪くは無いんだが、聴いているうちに昔のような音が恋しくなってくる。
全員相変わらず激ウマ演奏、テクニックなのだが、それを完全に活かしきれていないというか…。
無機質で冷たい感じがする音は悪くないんだが、もっと人間臭さを見せて欲しかった。
まぁ、完成度はさすが…ですが。
相変わらず激重。
人間らしさのないサウンドって感じですね。これも一つの狂気。
NOTHINGと近い雰囲気なので、次の作品はもっと予想外のことをして欲しいな。
今年はこれが最高のアルバムだと思います。
こいつら頭がおかしいとしか思えない。
これはほんまにひどい、圧倒的に凄すぎてレビューのしようがない