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JIMI PLAYS MONTEREY / JIMI HENDRIX
「ヒトの第一印象は"2秒"で決まる」
…なんだそうな。
では、当時においてこのライブを観た方々はどう心に刻み込まれたのだろうか?
明らかにギターを弾きそうにない貴賓な装いのアフロな黒人。
しかも、弾くのはレフティーに操るだけでなく、あれやこれやと弾き倒す!
もちろん奏でられる楽曲はこの上なく素晴らしく、
終いに彼は、総てをやり遂げたかのようにその相棒(ギター)を火葬する…。
これがいわゆるJIMI HENDRIXが決定的に知れ渡るモンタレーポップフェスである。
爆音・爆撃に奏破される一曲目「KILLING FLOOR」から感じてみても
そのエナジー溢れる勢いの塊を受け取ることができよう。
視点を変えれば、今ライブは絶妙なアレンジによるカヴァー曲が多いこと、
そして「CAN YOU SEE ME」など、以降ライブで演奏されることが
少なくなった曲が聴けることなど、貴重な面も持ち合わしている。
どれだけ音楽が多様化しようとも燃える衝撃を味わえる。
いや、むしろそんな今だからこそ味わえるのかも知れない。
正直、個人的にはあんまりおススメはしない。曲もパフォーマンスもまだ後期のように芸術の域に達してない。後期のライブでの何かが憑依したような存在感はない。パフォーマンスも心の底から湧きあがったものではなく、売れるため、人気を得るためというのが感じられる。ギターを燃やす伝説のシーンも、燃やす寸前にステージ後方にチョコチョコ走っていって事前に用意していたライターオイルとマッチを取り出すところとか、冷静に見ると滑稽。
でも、ジミヘンのそういう面が見れるライブという意味で貴重だと思う。人間臭くて若くて青い。なんか憎めなくて好きだが。多分、ジミヘンにとっては消し去りたい過去だったりしたんじゃないかな〜笑 Foxy Ladyの後のMCの痛さといったらもう(*'Д`)
音楽的にも、原曲をほとんどそのまま再現してて、これも後期とは大きく違う。というか、ジミヘンのテクニックは凄いけど、2度同じこと弾けるのかなぁって思ってたけど、弾けるんだと分かったことが発見だった笑 作曲のときも楽譜とか作ってるんだ〜って思った。実際に楽譜もあったらしいけど(ですよね)
Can you see meもかっこいいし、興味ある人は映像で見るべきです。ギターを壊すときの体のキレは他のミュージシャンとは比較になりません。
このアルバムって意外に良いのです。
誤解無きよういえば、ヘビー級の信奉者ですが
最初これだけがあんまり好きじゃなかった。
多分それはイメージ、ギターの音色による部分が
大きかったんじゃないかと。
それが、いつだったかな…忘れたころにビデオ
見てて突然『違った!』って感じた。
キリングフロアーやライクアローリングストーン
ロックミーベイベー、ウィンドクライズマリー
みたいなプレイをされちゃ、エリッククラプトン
とか、同世代のライバル的な凡人ミュージシャン
は自信失うだろうなぁ?
やっぱりアメリカ人って凄いと思う(笑)
全てを一緒に括っちゃいないけど。
★ オレ的世界遺産(ロック部門)認定No.041 ★
歴史的名演。
ジミヘンのせいで俺は耳が悪くなった。
ジミヘンのせいでブルースやロックかけながらじゃないと眠られん。