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ALWAYS NEVER THE SAME / KANSAS
'98年発表。
オリジナルメンバー再集結の契機となった作品。であるとともに、ロンドン・シンフォニー・オーケストラと共演を果たした企画盤。
もともとメンバーにヴァイオリニストを含んでいるぐらいだから、楽曲自体のオーケストラとの相性が良いのは言うまでもないこと。
カヴァー曲を含む名曲の数々がスケール感を増して楽しめるという、ただただ幸福な一枚。
オーケストラのアレンジが素晴らしい企画盤。
そもそも、メロディーの素晴らしいカンサスの音楽はこういうシンフォニックなアレンジが抜群に合う。
そこにもってきてそのオーケストラアレンジが、実にメリハリの利いた職人技だ。大仰なパートはとびきり大仰に。ギターに任せたほうがいいところは、でしゃばらず。
各パートの楽器分担も完璧。
その結果、凄まじくドラマティックな演奏効果をもたらしている。
映画音楽とか、ゲームミュージックとかに引用すれば、抱きしめたいほどのエンターテインメントが完成するはずだ。
これは本当に素晴らしい。
「クーカイ」さん「H・W」さんがすでに十分絶賛してらっしゃるので他に書くことが思いつかないですが、
本当、音楽として持っているポテンシャルは最高のものです。
これはクラシックとカンサスの融合であるが、なんか遊園地っぽい感じもする。映画音楽とかディズニーっぽい感じがしてしょうがない。これはこれで素晴らしい企画盤ですが、ちょっと物足りない感じがしてしまう。やはりベスト的な選曲のためかもしれない。もうちょっとマイナーな曲も欲しかったが。。。
でも良い作品だと思いますよ。