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(旧形式-更新停止)
TURN BACK / TOTO
アメリカン・ロックの明るさとソリッドな部分が前面に出たアルバム。
そんな意味で本作は、ライヴ向きのドライヴ感あるHRナンバーが売り
という意図のもと制作された、と勝手ながら想像しています。
S.Lukatherのguiter、J.Pocaroのpercussionが前面に出てます。
また、旧B面の流れは、TOTOのアルバムの中でも1、2を争う構成でしょう。
と言っても、余り受けなかったのは残念でした。好きなのに。。。
しかしながら、IVの旧B面はもろ本作を踏襲しているので、
価値ある布石であったのかもしれませんね。
やまねこ 2001年10月17日(水)12時33分
81年発表の3rd。
スタジオ・ミュージシャンの集団である彼らが、「バンド」であることを強く主張する一体感のある作品。
スティーヴ・ルカサーのギターがハードで全面に押し出されている。
"GOODBYE ELENORE"のドライヴ感は抜群。
85P
予備校時代にさんざん聴いた。
あまり聞かれない意見だが、TOTOはアルバムの曲構成を非常に大事にする
バンドだと思う。
Hydraの1〜3曲目、Turn BackのB面など。
それと、リードVo.にばかり目が行くが、D.ペイチのヴォーカルが
大人っぽいTOTOのイメージを作り出していた。
J.ウイリアムズの歌を聴くと、キンボールとペイチの二役こなしているのがわかる。
テクニックやキャリアだけでなく、複数のヴォーカルがいたバンドとして
語られてもいい。
前作『HYDRA』で深めの音楽を追及した彼らが、このアルバムでは正統派のポップ・ロックに焦点を当てています。ルークのギターがギンギンに唸り、ジェフのドラムスはとにかくタイトな演奏をしていると思います。
一般的には地味なアルバムとされているようですが、じっくり聴いてみるとやっぱり曲自体は良いですし、演奏のうまさが嫌が応にも窺えます。もう少し全体的に柔らかな音に仕上げたらもっとヒットしたような気がします。
殆どの曲が豪快なアメリカンロックである中で、「I Think I Could Stand You Forever」と「If It's The Last Night」は綺麗なバラードです。特に後者は中間部のギターソロが美しい曲です。
ライヴでの定番の「Gift With A Golden Gun」や「Goodbye Elenore」も収録されていますのでTOTOが好きな方は一聴をお勧めします。
リアルタイムで聞いていたせいもあるが、個人的にはかなり好きなアルバム。前作HYDRAに比べ音像がコンパクトに引き締まった分、曲によっては奥行きがなくややあっさりとも感じられる面も。とは言え、プログレの味付けも十分に残っており、翳りのある曲が多いのはやはりポイント高い。際立った曲がないという評価が多いが、①⑤のドライヴ感は彼らの作品の中でも白眉であり、④⑥のリリカルな構成は程よく琴線に触れる。最後の⑧のしっとり感とルカサーが妙にガキっぽい③も良い。それだけに、次作TOTOⅣへの(世間一般的には)飛躍は俺的にはいまだにしっくりこないのだが・・・
アイソレーションほどではないが、
TOTOの作品の中ではどちらかと言うと
異端視されている?ソリッドなHRアルバム。
ノリの良いシャッフルナンバー⑤からは、
多くのパクリバンドがアイデアを拝借しているようです。
ドラマティックな楽曲に富んだ名作です。ライヴで演奏される曲の含有率では「Ⅳ」と同等かそれ以上ではないでしょうか。⑤から⑧までの展開には切なさ大爆発です。
高校時代に初めて買ったTOTOのアルバムがこれです。
「ハードロック」をキーワードとして「アイソレーション」と比較されたり、あるいは並び論じられることの多いアルバムですが、個人的にはこの作品の方が潔くロックンロールしてていかにも「青春ハードロック」みたいな印象が好きですね。
たぶん、前作が思った程の反応が得られず、本作ではルカサーがイニシアティブを
取って作られたのではないかと・・。TOTOのイメージとはちと違うギターロックアルバム。
ギター小僧には特に人気であるが、前作が大好きだった私はあまりぴんと来なかった記憶
がある。
チョッパー 2006年11月6日(月)17時27分
「Toto」「TotoⅣ」のように都会的でエレガントな雰囲気ではなく、ロックの原点に帰った(Turn Back)したようなギターオリエンテッドな作風です。
KAWACHIさんが言うように青春ハードロックのような印象が強く、アメリカの西海岸をドライブしているときにでも聞きたくなるような爽やかな曲が集まっています。
私的にはデビュー作「Toto」と並ぶ大傑作で、産業ロックでも最高峰に位置する作品であると思っています。
全体のバランス・まとまりの良さでは、彼らのカタログ中1・2を争う好盤。
通しで聴いた回数は一番多いかもしれない。
特に、欧州的湿り気たっぷりの⑦タイトル・トラックから、極上のしっとり感がたまらないラスト⑧への展開は秀逸。
低中域のメリハリが劇的に改善しているので、聴くなら断然リマスター盤です。