THE ANGEL AND THE DARK RIVER 収録曲 |
THE CRY OF MANKIND | この曲について発言 |
「孤独」の表現を「バンド」で演奏する、という矛盾点を克服した、私が知る限り、唯一の曲。私の人生「最高の曲」として5本の指に入る。 イントロから繰り返される無機質なギターフレーズも、煌びやかで儚いピアノも、憂愁を発散するリフも、リフに接触しながら蠢くベースも、苦悩を吐露する声も、アウトロに到っても繰り返されている無機質なギターフレーズも、全てが絡み合って進行しているはずなのに、気付けば単体で成り立っているようにも聴こえ、実は全員が背を向けて無関係な演奏をしているのに何もかもが奇跡的に噛み合って一つの楽曲を存在させているような、全パートが無限に共鳴している錯覚を、私は覚える。 それは、このバンドがデビュー当時から持っていた、「雰囲気を最重視する」という分かり易い姿勢の成せる業だろう。言い換えれば、演奏技術をひけらかす気も、演奏者として目立つ気もないという事だ。 各パートの孤独性を完全に均一に出来るが故に、「バンド」という意識を用いずに楽曲の孤独感を成立させ、だからこそ、成立した楽曲から聴くと演奏者が見えなくなる。演奏者が見えなくなる事が音楽が持つ理想の一つと言って何か問題があるだろうか。 ・・・などと思ってたのに、ベスト盤に入ってなくてちょっとヘコんだ。 | ドラマティック/哀愁/ダーク/英国 ★★★ |
mokusatu |
こういう曲を聴くとやっぱりゴシックを好きでよかったと 再認識できます。 こんなに暗く、重く、美しい曲を楽しめるのはゴシックメタラー の特権でしょう。 部屋を暗くして酒を片手にぐらんぐらん揺れながら聴きましょう。 | メロディアス/クラシカル/ヘヴィ/ダーク/ゴシック/英国 ★★★ |
円周防御 |
12分にも及ぶ孤独と悲しみのドラマ。 ヘヴィではないし激しくもありませんが、 この雰囲気の重さは他のメタルは持っていません。 ある意味では非常にヘヴィメタル的であるといえるでしょう。 | ドラマティック/ダーク/ゴシック/英国 ★★★ |
寝坊メタル |