- 1. DUSTY-TRAIL 2003年3月22日(土)18時40分
- まさかこのサイトでG.D.を登録する人がいるとは!!!
今日なぜかG.D.の夢を見た後、ここを気付いたのは単なる偶然とは思えませんね。 私はほとんど北欧メタルしか日頃カキコしませんが、日本のバンドにもかつてハマってました。きっかけは多くの人がそうであるようにXの衝撃的なデビューですが、Xをきっかけに当時のバンドブーム絡みでいろんなバンドをチェックしました。 当時はバブル絶頂期で景気もよく、バンドを巡る状況も華々しかったです。 たくさんのユニークなバンドがデビューしました。中にはプロと言うには程遠い演奏技術のバンドもいましたが、そんなことは気にならないぐらいバンド業界には勢いがありました。 G.D.がデビューしたのはちょうどXと同じ頃(1989年春)でした。ヴィジュアル系という言葉さえなかった当時、そのド派手なルックスに惹かれアルバムをチェックしました。期待していたXのようなメロッディックメタルではなく、グラム直系のバッドボーイズR&Rでガッカリしましたが、スピード感溢れる曲にポップなメロディ、意外にシッカリした演奏技術にだんだんハマっていき、結局Xよりものめり込みました。高校2年のとき生まれて初めて行ったライブもG.D.で、ファンクラブにも入っていました。H.N.の“DUSTY-TRAIL"も、G.D.がカバーしたMOTT THE HOOPLEの曲に出てくる単語で、大学時代に組んでいたバンド名にしたぐらいです。 G.D.は、VoのJ♂eと、ZIGGYの戸城憲夫が結成したバンドですが、当初はZIGGYと同じくポップでワイルドな音楽性でかなりの人気を博しました。デビュー時には渋谷公会堂でワンマンライブをしたぐらいです。 ZIGGYがさらに大衆性を推し進めて行き一般層まで売れたのに対し、G.D.はパンク色を強めて行き、MODSにも通じる硬派路線に走ったため、どんどん一般層が離れて行ってしまいました。 音楽性は基本的にR&Rなのですが、アルバム毎に音楽性が変わっています。そこがマイナス要因なのですが。 初期のポップ路線が最も親しみ易く、その後のパンク路線、R&B路線はややリスナーを選ぶジャンルであり(この頃メジャーからドロップ)、さらにメロコア路線に走った時は時流に迎合したみたいでガッカリさせられましたが、最近は本来の歌モノのR&R路線に戻ってきているみたいです。 大学時代に北欧メタルに目覚めて以来とんとG.D.を聴かなくなりましたが、昨年ネットでまだ熱心に応援されている方がいることを知り、10年振りにG.D.のライブに行ってきました。 ライブハウスの小ささに時代の流れを痛感しましたが、バンドは相変わらず元気でした。Bassが元COLORのMARRY氏でビックリしました。昔は全く接点がなかった筈なのに、もうそんな時代ではなかったんですね。その直後、事故でMARRY氏が他界されてしまい、ショックでした。 マイペースで活動を続けるメンバーに今さら売れる気があるのかどうか分かりませんが、自分たちの演りたい音楽を頑なに守り続ける姿勢は凄いと思います。
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